東日本大震災、その衝撃からはや3週間が経ちました。
今も現地では自衛隊や消防などの「プロ」の方々が懸命に
活動しています。
本当に、その方々には頭の下がる思いです。
そして今、日本中で「今何ができるか」が叫ばれていますが
チャリティーでの募金活動はもちろん、大変重要だと思います。
しかし・・
最近、あまりにも「募金」「義援金」といった言葉が
飛び交いすぎの気もします。
確かにお金は重要です。すでに数百億円の資金が集まっているとの事。
ところがその一方では
復興に要する費用は十数兆円ともいわれています。
我々一般人がせっせと募金したところでとても届くような数字に思えません。
「募金」が無意味と言っているのではないですよ。
私もこれまでにないくらい募金していますし。
あまり知らない方も多いと思いますが、日本人の個人(金融)資産はどのくらい
あるかご存知でしょうか。
何と1400兆円もあるそうです。
しかもその大半は65歳以上の高齢者のものだそうです。
もとより「消費旺盛」な世代ではない彼らのその資産は
ほどんと使われる(流通する)ことのないまま、相続されているというデータも
あるのです。
「その個人金融資産をどうにかすれば復興資金は十分では??」
最近そんな気がしてなりません。
そして、
「募金」「義援金」活動に勤しむ労力を、金銭的・物資・物量的面ではなく
もっとソウト的な被災者のケアやバックアップ、元気づけるような活動に
振り向けられないかな、と感じているのです。
繰り返しますが・・チャリティーなどで「募金」する、その「思い」は賞賛されるべき心です。
素晴らしい行いです。
でもそれで「自分も何かした」気になってしまうことになってはもったいない事です。
いたるところの募金やチャリティーの呼びかけに、毎回応じて
収入に見合わない額の募金をしている方もいるようですが・・
支援は「お金」だけでは決してないと思います。
とりわけ、今後沖縄に大勢の被災者が「避難」してくることが想定されており
私たち沖縄県民は、その方たちに「何をしてあげられるか」、知恵を絞らなければなりません。
私も関わっているいくつかの団体を通して、働きかけを行っていきたいと考えています。
うちな~んちゅの「ゆいまーる」精神、今こそ発揮する時です!