坂本龍馬の最後のコトバ

GONGON

2011年01月31日 07:00

昨年、話題になったNHK大河ドラマ「龍馬伝」。

最終回、龍馬の暗殺の際の最後のコトバ。



「わしは・・この命を使い切れたかえ・・」

こんなことを言ったという記録はどこにもありません。

しかし、坂本龍馬という人間の生き様が凝縮された言葉と感じます。

坂本龍馬が歴史の表舞台で活躍したのは

わずか数年、そして暗殺によって33年の短い生涯を閉じました。



文字通り一気に駆け抜け、命を使い切った最期だったのではないでしょうか。

このドラマ龍馬伝での龍馬のこの最期の言葉が

最近、ふと脳裏に蘇る出来事がありました。

人間ドックでちょっと大きなポリープが見つかって

手術することに(内視鏡なので開腹しませんが)なった時です。

ポリープといっても大概は良性なものではあります。

でも「悪性」でないとはいいきれません。

「悪性」はつまりはガンということです。

私は今37歳、病気らしい病気もしたことなく

メタボを気にするくらいでしたが・・・

それで、ふと「自分に残された時間」というものを考えてしまいました。

その時、先ほどの龍馬の言葉「命を使い切れたかえ・・」

がフラッシュバックしたのです。

自分に残された時間はまだ50年、100年あるかもしれない、

いやもしかしたら明日までかもしれない。

そう考えると自分に正直に、駆け抜けたい衝動にかられます。

自分の命を「使い切った」と思えるように・・・



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