坂本龍馬の最後のコトバ
昨年、話題になったNHK大河ドラマ「龍馬伝」。
最終回、龍馬の暗殺の際の最後のコトバ。
「わしは・・この命を使い切れたかえ・・」
こんなことを言ったという記録はどこにもありません。
しかし、坂本龍馬という人間の生き様が凝縮された言葉と感じます。
坂本龍馬が歴史の表舞台で活躍したのは
わずか数年、そして暗殺によって33年の短い生涯を閉じました。
文字通り一気に駆け抜け、命を使い切った最期だったのではないでしょうか。
このドラマ龍馬伝での龍馬のこの最期の言葉が
最近、ふと脳裏に蘇る出来事がありました。
人間ドックでちょっと大きなポリープが見つかって
手術することに(内視鏡なので開腹しませんが)なった時です。
ポリープといっても大概は良性なものではあります。
でも「悪性」でないとはいいきれません。
「悪性」はつまりはガンということです。
私は今37歳、病気らしい病気もしたことなく
メタボを気にするくらいでしたが・・・
それで、ふと「自分に残された時間」というものを考えてしまいました。
その時、先ほどの龍馬の言葉「命を使い切れたかえ・・」
がフラッシュバックしたのです。
自分に残された時間はまだ50年、100年あるかもしれない、
いやもしかしたら明日までかもしれない。
そう考えると自分に正直に、駆け抜けたい衝動にかられます。
自分の命を「使い切った」と思えるように・・・
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